悠悠炊事

博多湾を望む今宿の悠悠炊事は
週に4日ほどブログを書くつもりです

カテゴリ: 映画の研究

 今月、3月4日にWOWOWに加入して、3月7日に解約した。
 私はAmazonプレミアムもそうだが、加入するとすぐに解約をする。1ヶ月の期間を忘れないためだ。4月3日までの1ヶ月の視聴は可能だ。
 肥満の男を主人公にした映画「ホエール (The Whale) 」があって、内容は短い映画紹介だけだけで予備知識は持たず、深夜になって録画したものを見始めた。そのまま、トイレにも行かず、最後まで見続けた。

 体重272kgの肥満で引きこもりの生活。部屋は借家で日本のアパートのような建物の2階に住んでいる。看護師がきて血圧を測り、238-134 の数値をいう。私の今朝の体重は74.1Kg、血圧は、131-74 だ。
 看護師の役をやっていたのは、ホン・チャウというベトナム系の女優で、私は5年ぐらい前にマット・デイモン主演の2018年のSF映画「ダウンサイズ」で出ていたのを見覚えがあった。
 彼の部屋には宗教の飛び込みセールスマンのような宣教師(missionary)が飛び込んできたり、実の娘、最後には別れた妻も現れる。その部屋で物語が進む。映画はワイド画面ではない、昔の35mmサイズのフォーマットで撮られている。

 私は太っちょの「鯨、ホエール」の男優は知らなかった。映画が終わってパソコンで調べて分かった。

 昨日、録画しておいうと思った映画「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」の主人公の、ブレンダン・フレイザーなのだ。1999年の映画、私は「ハムナプトラ」のシリーズは一度も観ていない。だから録画してみて観ようを思ったのだ。もちろん役作りをしているのだろうが、20年の姿の変わりようは、それ自体が記録だろう。
「ホエール」はいい映画だから、ブルーレイディスクの1枚に、その2本の映画を入れることにした。

 英国のディリーメール紙に映画100選がのっていた。クラシック映画というが、70歳過ぎの私からみると最近の映画ばかりだった。
 写真などでデータ量が多い記事です。観るには余裕をもってください。

 英国も日本と同じようにランキングが好きなようだ。英国の新聞だから英国の映画が多い。他国の映画は少ない。日本映画では「七人の侍」、小津安二郎の「東京物語」がランクに入っている。ヒッチコック、チャップリン、デヴィッド・リーン、リドリー・スコットと英国の監督は気を吐いているが、圧倒的にアメリカ映画だ。

 100本の映画のタイトルを見て、私には納得できた。いい映画選びだと思っている。「カッコーの巣の上で」が「アラビアのロレンス」よりも上に入っている。ビリー・ワイルダーの「アパートの鍵貸します」、ジョナサン・デミ「羊たちの沈黙」、「アニーホール」、タランティーノの「パルプフィクション」、コーエン兄弟「No Country For Old Men」、「チャイナタウン」、「スティング」、「アラバマ物語」、「テルマー&ルイーズ」が入っている。最近の映画ばかりで私好みの映画が多い。

 選者がいっているように「ショーシャンクの空に」「タイタニック」などは入っていない、ジェームズ・キャメロンはない。77番目に「ベンハー」はあるが「十戒」はない。
 このリストに基づき私の録画済みのBlu-rayとDVDの在庫を整理を始めた。所有してているタイトルは、4Kも含めて、ほとんどがNHK BS映画の録画したものだ。


1. The Godfather (1972)「ゴッドファーザー」コッポラ Blu-ray

2. The Wizard Of Oz (1939)「オズの魔法使い」

3. Psycho (1960)「サイコ」ヒッチコック

4. Jaws (1975) 「ジョーズ」 スピルバーグ Blu-ray

5. Some Like It Hot (1959) 「お熱いのがお好き」ビリー・ワイルダー

6. Casablanca (1942)「カサブランカ」

7. One Flew Over The Cuckoo’s Nest (1975) 「カッコーの巣の上で」Blu-ray

8. Lawrence Of Arabia (1962) 「アラビアのロレンス」デヴィッド・リーン Blu-ray

9. The Graduate (1967) 「卒業」

10. Citizen Kane (1941)「市民ケーン」オーソン・ウェルズ Blu-ray

11. Bonnie And Clyde (1967)「ボニーとクライド」

12. Apocalypse Now (1979) 「地獄の黙示録」コッポラ Blu-ray

13. Singin’ In The Rain (1952)「雨に唄えば」

14. The Apartment (1960) 「アパートの鍵貸します」 ビリー・ワイルダー Blu-ray

15. Shoah (1985) ユダヤ人強制収容、ホロコーストの全貌を追求するドキュメンタリー。4部構成・総時間567分(約9時間半)

16. Modern Times (1936) チャップリン

17. Brief Encounter (1945)「逢びき」 デヴィッド・リーン

18. Double Indemnity (1944)「深夜の告白」ビリー・ワイルダー

19. The Banshees Of Inisherin (2022)「イニシェリン島の精霊」

20. Snow White And The Seven Dwarfs (1937)「白雪姫」ディズニーアニメ

21. The Sound Of Music (1965) 「サウンド・オブ・ミュージック」Blu-ray

22. Kind Hearts And Coronets (1949)「カインド・ハート」

23. The Silence Of The Lambs (1991)「羊たちの沈黙」Blu-ray

24. The Maltese Falcon (1941)「マルタの鷹」

25. The French Connection (1971)「フレンチ・コネクション」

26. Alien (1979)「エイリアン」リドリー・スコットBlu-ray

27. Butch Cassidy And The Sundance Kid (1969)「明日に向って撃て!」

28. Annie Hall (1977)「アニーホール」ウッディ・アレン DVD

29. Raging Bull (1980)「レイジング・ブル」マーティン・スコセッシ

30. Pulp Fiction (1994)「パルプフィクション」タランティーノ Blu-ray

31. It’s A Wonderful Life (1946)「素晴らしき哉、人生!」

32. The Life And Death Of Colonel Blimp (1943)「老兵は死なず」

33. The General (1926)「キートン将軍」「キートンの大列車強盗」

34. The Bridge On The River Kwai (1957)「戦場に架ける橋」 デヴィッド・リーン Blu-ray

35. There Will Be Blood (2007)「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

36. Taxi Driver (1976)「タクシードライバー」マーチン・スコセッシ

37. The Deer Hunter (1978) 「ディア・ハンター」マイケル・チミノ Blu-ray

38. 2001: A Space Odyssey (1968)「2001年宇宙の旅」スタンリーキューブリック 4K

39. Seven Samurai (1954) 「七人の侍」黒澤明 Blu-ray

40. Vertigo (1958)「めまい」ヒッチコック

41. All About Eve (1950)「イヴの総て」

42. Top Hat (1935)「トップ・ハット」フレッド・アステアのミュージカル映画

43. Bicycle Thieves (1948)「自転車泥棒」ヴィットリオ・デ・シーカ

44. On The Waterfront (1954)「波止場」エリア・カザン

45. Nashville (1975)「ナッシュビル」

46. Rome, Open City (1945)「無防備都市」ロベルト・ロッセリーニ

47. Duck Soup (1933)「我輩はカモである」

48. The Searchers (1956) 「捜索者」ジョン・フォード Blu-ray

49. The Conversation (1974)「カンバセーション…盗聴…」コッポラ

50. Dr Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb(1964)「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」スタンリー・キューブリック

51. Boyhood (2014)「6才のボクが、大人になるまで。」

52. Schindler’s List (1993)「シンドラーのリスト」スピルバーグ

53. The Producers (1967)「プロデューサーズ」

54. No Country For Old Men (2007) 「ノーカントリー」コーエン兄弟 Blu-ray

55. Monty Python’s Life Of Brian (1979)「ライフ・オブ・ブライアン」

56. Tokyo Story (1953)「東京物語」小津安二郎 Blu-ray

57. The Elephant Man (1980)「エレファントマン」デヴィッド・リンチ

58. Deliverance (1972)「脱出」

59. Apollo 11 (2019)「アポロ11」の実録映像 Blu-ray

60. What Ever Happened To Baby Jane? (1962)「何がジェーンに起ったか?」ロバート・アルドリッチ

61. Spartacus (1960)「スパルタカス」スタンリー・キューブリック 4K

62. Toy Story (1995)「トイ・ストーリー」

63. The Lives Of Others (2006)「善き人のためのソナタ」ドイツ映画 Blu-ray

64. The Good, The Bad And The Ugly (1966)「続・夕陽のガンマン」セルジオ・レオーネ Blu-ray
65. West Side Story (1961)「ウエストサイド物語」 Blu-ray

66. The Third Man (1949)「第三の男」キャロル・リード

67. Shakespeare In Love (1998)「シェークスピア イン ラブ」

68. His Girl Friday (1940)「ヒズ・ガール・フライデー」ハワード・ホークス

69. Henry V (1944)「ヘンリィ五世」ローレンス・オリヴィエ

70. The Shining (1980)「シャイニング」スタンリー・キューブリック 4K

71. Chinatown (1974)「チャイナタウン」ロマン・ポランスキー

72. Zulu (1964)「ズール戦争」Blu-ray

73. Sunset Boulevard (1950)「サンセット大通り」ビリー・ワイルダー

74. City Lights (1931)「街の灯」チャップリン

75. Gone With The Wind (1939)「風と共に去りぬ」 DVD
76. The Best Years Of Our Lives (1946)「我等の生涯の最良の年」ウィリアム・ワイラー

77. Ben Hur (1959)「ベンハー」ウィリアム・ワイラー 4K

78. Get Out (2017)「ゲット・アウト」ジョーダン・ピール

79. The Night Of The Hunter (1955)「狩人の夜」チャールズ・ロートン

80. Rear Window (1954)「裏窓」ヒッチコック

81. Star Wars (1977)「スター・ウォーズ」ジョージ・ルーカス

82. Parasite (2019)「パラサイト」 Blu-ray

83. All The President’s Men (1976)「大統領の陰謀」アラン・J・パクラ Blu-ray

84. High Noon (1952)「ハイヌーン」

85. The Exorcist (1973)「エクソシスト」

86. Kes (1969)「ケス」ケン・ローチ

87. Shane (1953)「シェーン」

88. Chariots of Fire (1981)「炎のランナー」

89. It Happened One Night (1934)「或る夜の出来事」フランク・キャプラ

90. 12 Angry Men (1957)「十二人の怒れる男」

91. When We Were Kings (1996)「ドキュメンタリー映画 モハメド・アリ かけがえのない日々」

92. The Vanishing (1988)「消失」オランダ映画

93. The Sting (1973)「スティング」Blu-ray

94. To Kill A Mockingbird (1962)「アラバマ物語」ロバート・マリガン Blu-ray

95. This Is Spinal Tap (1984)「スパイナル・タップ」ロブ・ライナー

96. In The Heat Of The Night (1967)「夜の大捜査線」

97. Goldfinger (1964)「ゴールドフィンガー」

98. Raiders Of The Lost Ark (1981)「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」スピルバーグ Blu-ray

99. Thelma & Louise (1991) 「テルマー&ルイーズ」リドリー・スコット

100. Oliver! (1968)「オリバー」キャロル・リード


 映画音楽としてアメリカ映画の「プリティ・リーグ」のことを書いたときに使ったシーンは、ハンス・ジマーの音楽が終わると、トライアウトの結果発表となる。
 選考の結果が入試の合否と同じように紙で張り出される。一人の選手が結果の紙の前でまごまごしている。結果として選ばれた自分の名前が書かれているのに、それが読めない。一人がそれに気づいて近づいて、
「Can you read ? ハニー」と聴く。
「No」と答える。
「All right. What's your name?」と聴く。
 張り出されたリストから、聞いた彼女、シャーリー・ベーカーの名前を見付けてやる。

プリティ・リーグ 入団テスト
 映画では、バスで転戦地へ向かう車内で、シャーリー・ベーカーにチームメートのマドンナが文字を教えている。教本となったペーパーバックの本は、ポルノっぽい小説で、シャーリー・ベーカーに声を出させて読ませていた。
 「プリティ・リーグ」は1992年の映画だが、こういう場面を作って見せるところがアメリカ映画の啓蒙力の秀でている証拠だ。様々な人種に、もまれて続けている国だからだろう。

 日本では識字率の調査が行われていないそうだが、識字率の高い日本では、字が読めることは、吸っている空気と同じに当たり前で、実際に字の読めない人がいるのを知らない。見たこともない。
 1978年の冬、私は日本人仲間で行ったスイスのスキー場で、その日は体調が悪いからスキーはやめて一人でホテルから歩いて外のコーヒーショップでのんびりしていた。隣のテーブルいたスペインのおばちゃんに話しかけられて、カタコトのスペイン語で受け答えをしていた。おばちゃんは出稼ぎでやってきてスイスのスキー場のホテルでメイドの仕事をしている感じだった。
 彼女は飲み終えた代金が書かれた伝票を私にかざして、スペイン語でなにかいっている。
 彼女は私に書かれている代金を教えてほしかったのだ。私は、飲み物代を私に払って欲しいのか?と思ってしまった。私が信じがたい顔をしていると、喫茶店の女店員に声をかけて、代金の数字をスペイン語でいってもらっていた。アルファベットだけではなく、数字も文字なのだ。彼女は数字も読めないから、私に読んでほしかったのだ。
 初めて、数字を読んでくれという人の頼みを知って、聴いたことはあるが、数字も読めない人がいるのを私は実際に見て「衝撃」を受けた。

 福岡県小倉の住人だった松本清張の「半生の記」で、
「父は、母を常識のない女だと罵った。それはその通りである。母は一字も読めなかった。」と書いている。
 1月7日の悠悠炊事ブログ「小倉と松本清張」書いたように、私が松本清張は中卒だと話した(大卒だと言い張って疑わない)男には、清張の実母は「字を読めなかった」と伝えなかった。
 中卒だった説明を私から聞いても、それを信じない男(大卒だと自分のイメージに盲信している)に、さらに追い討ちをかけてまで、清張の母親の識字力を伝えるのは、その男には想像を超えるイメージだろう。私は話さなかった。

 2024年1月16日の投稿で、Hans Zimmer ハンス・ジマー について映画音楽について触れましたが、私の映画音楽の歴史や技術などの知識の拠り所は、2020年8月31日に観たアメリカのブルーレイの MAKING WAVES でした。
 ネットでこのタイトルで調べてみると、2022年あたりにYouTubeで完全版を無料で視聴ができるようになっています。
Making Waves (1080p) FULL MOVIE - Documentary, History
 視聴時間は95分です。英語の字幕はでるようになっていますが、日本語はありません。
 Hans Zimmer 本人の話、「プリティリーグ」の音響のことなど、映画好きな人には映像と音を楽しめるドキュメンタリーだと思います。
 映画の啓蒙のために作られたドキュメンタリーですが、映像と音響はベストな状態を保っています。(ただし、その品質はYouTubeの状況によります)

 NHK BSで1月12日放送の英国発ドキュメンタリー『ハンス・ジマー 映画音楽の革命児』を観た。
hans zimmer
 ドイツ生まれでイギリスで育って今はハリウッドにいる ジマー がBBCの自然ドキュメンタリー番組に音楽家として参加することは喜ばしい。
 BBCの今年のシリーズものの自然番組は「 Frozen Planet Ⅱ 」だ。やがてNHKでジマーが Music をつけた「 Frozen Planet Ⅱ 」が視聴できるようになるだろう。
 私が住んでいた頃の1970年の後半にやっていて楽しみに見ていたBBCの自然ドキュメンタリーは「 Life on Earth 」だった。

 私がハンス・ジマーが Music で携わった映画を見たのは、1989年の「ブラック・レイン」 Black Rain が最初だった。監督がリドリー・スコットで高倉健、松田優作が出ていた。暴力的な映画でバイクに跨った男が抜き身の日本刀の刃を路面に擦り付けながら襲うシーンは戦慄的な音だった。
 その後、1991年の「バックドラフト」 Backdraft を見た。火消しの物語で火炎が吹き出す音は迫力があった。1991年の「テルマ&ルイーズ 」Thelma & Louise、またもや監督はリドリー・スコット、二人の女性が殺人を犯す実話に基づいたストーリーだった。
 一人の女性はジーナ・デイヴィスで、1992年の「プリティ・リーグ」 League of Their Own の主演だった。まだ試験放送だけだったハイビジョンテレビ(ブラウン管)を買って、ハイビジョンレーザーディスクの「プリティ・リーグ」を何度も観た。ジマーの忙しかった1992年の頃の仕事ぶりが良く分かる。女性監督のペニー・マーシャルは 1990年にロバート・デ・ニーロ主演で「レナードの朝 Awakenings」を作っている。私とさほど歳は変わらないが2018年に死去。

 私としてはハンス・ジマーの「プリティ・リーグ」 の Music について言えばいいのだが、世評ではジマーの Music は2003年のディズニー映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」だという。私は Amazon Prime で400円を使って未見の映画を観つつ、 Music を聴いた。以下の音楽はYouTubeからのもの。
パイレーツ・オブ・カリビアン 5分4秒
  Music の印象は、繰り返されるメロディ、リズム、低音の強調、それらの心地よさはある。耳に残ってしまう。響きは、空調の乾燥した湿り気のない雰囲気、カリブ海は行ったことがないが、過ごしやすい気候のようだ。海賊の感じはまるでしない。

 シンセサイザーで作られた音楽は、私には楽器のイメージが湧かないこともあって Music としての評価はできない。YouTubeで、あえてフルオーケストラ(弦楽、金管楽器、打楽器)の演奏のパイレーツ・オブ・カリビアン を見つけて聴いた。
 フルオーケストラの Pirates of the Caribbean (7分)
ニュージーランドのオークランド・シンフォニー・オーケストラ
 フィルムの映画の上映の始まる前の、序曲、前奏曲がなくなってから久しい。同じ曲でも、フルオーケストラで聴くジマー作曲の Music は昔の大劇場で観たロードショーの70mm映画の雰囲気になる。勇壮だ。ジマーの「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、このように聴くと交響曲の名曲といえる。

 以下は、私の好きな1992年の「プリティ・リーグ」の映像とジマーの Music だ。スポーツとしての野球の話だから躍動感がある。メリハリがいい。俳優のセリフと一緒に歌っている感じがある。

プリティ・リーグ 入団テスト


プリティ・リーグ 決勝戦

 映画「プリティ・リーグ」のクレジットは、映画の最初の部分と、最後に分けて出る。 Music 担当の HANS ZIMMER は、この映画の制作時は35歳だったが、映画の始まりに単独でクレジットされているから、ハリウッドでの才能を確かにしていたことが分かる。


 アメリカのプロ女子野球に参画された方々には、その敬意を込めて、映画の最後に名前を出している。その部分のクレジットは長く続く。
 映画の時間で勝利が決まるのが 1時46分45秒、それから女性プロ野球の記念式典が続き、クレジットの Filmed in Panavison、Color by TECHNICOLOR で終わるのが2時07分17秒だ。アメリカの女性のプロ野球の記録で、かつ監督も女性だから、感傷でそうなったのだろうと私が思っていたが、マドンナのアイディアが入っていたようだ。
 クレジットで流れる音楽は、この映画に出演したマドンナが作詞作曲した「This Used to Be My Playground」「ここはかつて私の遊び場でした」の歌を流し、かつての女子プロ野球の女性選手らが野球をして親交を深めているところを映像を映す。ハンス・ジマーはマドンナの歌の音作りに関係していないから、映画の最後のクレジットには名前はない。

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